令和4年10月号会報「東基連」編集後記

これを「紺屋の白袴」と言うのでしょうか。いや、ほら、例の「年次有給休暇の年5日取得」の話です。
「働き方改革」の一環として、平成31年4月から「年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者(管理監督者を含む)に対して、年5日の年休を取得させること」が使用者の義務となって4年。この間、私達もその周知に努めて参りました。
さて、そんな私の所属する部署の年休取得状況と言えば、年の三分の二が経過した本年9月初めの時点で、5日以上取得者が55%、未取得者が45%。管理職も結構、取得していません。
労使協定による計画的付与制度を導入していないので、毎月の会議等で「取得促進」を呼び掛けてきましたが、取得が進まないメンバーへは10月以降に時季指定を実施する方向です。
PDCAサイクル「Plan(計画)→Do(実行)→Check(確認)→Act(改善)」に従えば、この時点で現状を確認し、改善策を講ずるのは「適切な対応である」と言いたいところですが、「対応が遅いのでは!」との声も飛んで来そうです。さて、皆さんの職場ではどうでしょうか? 
10月は「全国労働衛生週間」や「改正最低賃金額の発効」など、大切な行事等があります。ただ、今月号の雇用環境・均等部の記事にもあるとおり、「年次有給休暇取得促進月間」でもあります。基準日にもよりますが、ここで各人の年休取得状況を確認し、取得が進まない人の原因を検討し、それに合わせた対策を実施するタイミングかもしれません。
この10月。まず、未取得者の一人である私自身が年休を取って、秋の紅葉狩りと日帰り温泉にでも出掛けましょう。どなたか、素敵な紅葉の名所を教えて頂けませんか。鮮やかなジャパン・ブルーの、藍染めのマスクを付けて参ります。
小太郎